はじめまして

私は20歳くらいまで大正生まれの祖父と祖母と両親妹と一緒に暮らしていました。

おばあちゃん子だった私は、畑についていき野菜を育てる手伝いをし、羊羹を食べながら時代劇を楽しみ、祖母についてお四国巡礼に出かけるという渋い幼少期を過ごしていました。

着物を着て暮らし、”もったいない”と綺麗な箱があれば取って置き、畑で採れた旬の食材を使った食事を食べ、廊下と階段に毎日はたきをかけて雑巾がけをして…

私はそんな毎日が大好きでした。

月日は流れ、私も家族ができ、祖母が大好きだったお着物たちを手放すことがきっかけとなり、お休みの日はお着物を着て暮らす日々を始めた時 思い出したのは、祖母や祖父と暮らした日々。

そんな日々を思いながらゆっくりとブログを綴っていきたいと思います。

春とヨモギ

令和2年4月12日

散歩中、よもぎをたくさん見つけて、少しだけ摘んで自然からお裾分けいただく。

いつもだったら、選別とかアク抜きとかめんどくさそうだ…
と思うところだけど、
なんせお家時間はたっぷりあるのだから!と始めたら、
全然めんどくさくなくて…選別とかむしろ好き笑!

〜行事に行われる飲食は、
いずれも”旬の精”を身に取り込むことに意味がある〜
『和暦日々是好日』より

にあるように、摘んで作って食す、という一連の流れを体験することそのものが行事の意味なのかなぁ…などと考える。

そして、自然への感謝とともに、
今、私は春の中にいますよーと身体の感覚を呼び覚ます。
日本はなんて豊かな国なんだろう。

お団子を食べながら思いは色々なところへ。